前立腺がん 転移による症状

前立腺がんは、骨に転移しやすいことで知られていますが、骨に転移があった場合でも、転移の初期段階では、目に見える症状はあらわれません。

骨転移がある程度大きくなると、転移した部分の骨の痛みが出てきます。
脊椎の骨転移が脊髄を圧迫すると、下半身が麻痺することもありますが、生活に支障をきたすので、すぐに治療をして改善する必要があります。

骨転移は確かに痛むのですが、筋肉の痛みである可能性もありえます。

骨転移の場合は、痛みのある部分をたたくと、痛みが非常に強くなるという特徴があります。
また、骨が弱るので、骨折しやすくなります。

また、前立腺がんは、周辺のリンパ節にも転移しやすいのですが、リンパ節に転移すると、おなかに痛みが出たり、腰痛が出てきたりします。

初期段階では症状はありませんが、転移が進んで、がんが大きくなると、これらの症状が出ますし、下半身にむくみが出ることもあります。

骨転移の痛みを和らげるために、抗がん剤治療などが行われますが、何度も転移が再発すると、尿を出すことが難しくなったり、尿に血が混じることもあります。

尿がつまり、腎臓の機能が低下する深刻な症状を引き起こすケースもあります。

最終的には、モルヒネを使って、痛みを取り除く以外に方法はないのですが、モルヒネは、痛みに対してかなりの効果を発揮することがわかっています。


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